瑞龍寺 
Thursday, 01, March, 2012, 16:28 - TRAVEL
富山の国宝、瑞龍寺。伽藍が完全に保持されていて、個々の建物だけでなく、全体のランドスケープとして完成されている。わざと雪が多い日に訪れた事が幸いして、真っ白な雪の中に黒いシルエットだけが立ち上がる素晴らしい空間体験ができた。前田家の菩提寺ということもあるだろうが、砺波平野という広い田園地帯の中にあることが、このような堂々とした構えと、伸びやかなランドスケープを可能にしていると思う。この周辺環境と建築との関係は、以前にこの以前にこのブログでも書いた散居村のそれと共通したものを感じる。厳しく長い冬を多くの人が集まって、肩を寄せ合って凌ぐのではなく、一つ一つの家族が風景の中に独立して立つ姿から、この地域の人々の生き方そのものを感じさせる。



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東京大学見学会 
Tuesday, 18, October, 2011, 22:30 - TRAVEL
巨大で高密度な大都市のど真ん中に、これほど緑があって、オープンスペースがあって、歴史のある古い建物が保存されていて、これぞ大学という感じがする。今まで「東大」という言葉から勝手に思い込んでいた権威的な感じとは全く違う、素直な憧れを感じることができた。大学があることで、都市の中に自然や歴史や知識が保存、蓄積され、地域にかけがえのない価値がもたらされる。自分が過去に短い間ではあるが生活した都市(Edinburgh, Basel, London)にはそれぞれ、素晴らしい大学があり、そのキャンパスのあり方が深く都市のあり方と関わっているように思い出された。大学は都市の中にあるべきで、また全ての都市は大学を持つべきだと思った。



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砺波のくらし 
Tuesday, 18, October, 2011, 21:59 - TRAVEL
砺波平野の散居村菅沼合掌造り集落を見た。この地域独特の重く湿った雪などの厳しい気候をどのように凌いできたか、昔の人々の工夫と苦労が建物から読み取れる。この2つの住宅は車で数十分の距離にありながら、異なった特徴をもっている。地形や気候の違いが建物の形にそのまま反映されているのだと思う。しかも、これらの家は現代の住宅のように単に生活の場ではなく、生産や労働の場であり、生活上の共同体と生産のための組織が同一だったから、なおさら周辺環境と生活の器との関係は切っても切れないもにになのだろう。現代の生活では、住む場所と仕事を自由に選択し、自由に高速で移動でき、その場にない不足したエネルギーは海の向こうからでも持ってくることができるのだから、はるかに大きな自由を自分たちは手に入れた。それでもなお、その地域の自然やエネルギーと密接に関わることで、豊かさを感じることができるとすれば、それは単に古い歴史を遡るのとは全く異なる、新しい現代的な問題として考えなくてはいけないと思う。





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伊勢旅行 伊勢神宮 
Thursday, 27, May, 2010, 16:42 - TRAVEL
初めてのお伊勢参りです。神聖で清らかな森の空気をたっぷりいただきました。通常の建物は文明の進化や社会の要請や機能の変化によって、常に新しく更新されていくものですが、伊勢神宮では、物質としての建物は20年ごとに全く新しいものに建て替えられるにも関わらず、最も伝統を重んじる神社という性質から、その形態や造られ方や素材は変化する事を許されませんでした。原始的な建築の様式をそのまま今に伝えています。それぞれの建物を構成している部材の一つ一つが、誰が見ても、何の役割を果たしているのか、どののような力がかかっているのか直感的に分かります。必要なものだけが、剥き出しにそこにある、清々しさと瑞々しさを感じます。現代建築においてこのような純粋さを追求する事はとても困難ですが、向かうべき一つの理想として心に留めて置きたいと思います。









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伊勢旅行◆〇嵋犂儻ホテル 
Thursday, 27, May, 2010, 16:31 - TRAVEL
伊勢旅行△村野藤吾さん設計の志摩観光ホテルです。海辺に立つコンクリート造のホテルという大きな構造体が、繊細に分割され、起伏にとんだ海辺の地形になじんでいます。









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