エコ審判 
Thursday, 27, November, 2008, 10:43 - THOUGHT
ロンドンの公共建築のエネルギー効率を調査し、それをAからGまでの7段階にランク付けして公表するということが行われています。
イングランド銀行や首相官邸など日本人にもよく知られている有名な建物も含まれています。
ただ、ほとんどE〜Gの厳しい判定で、建築というもの全体のエネルギー効率の改善が進んでいないことが分かります。
設計者としての責任を感じずにはおれません。
リベスキンドの博物館などは1815年に建てられた美術館と同じ性能しか持っていないと書かれていますし、中でも一番イタイのはノーマン・フォスターで「実質的に全くクリーンな公共建築」と大々的に宣言して建設したロンドン市庁舎が下から3番目のE評価とされ、「建築家によるサスティナビリティーに関する主張の妥当性が疑問視される」とまで言われています。
そもそも、環境負荷の判断がいろいろな解釈を持っているでしょうし、使用する側の使い方にもよるものなので、あくまでもこのデータは参考基準というものでしょうが、とにかく、もう当たり前の事かもしれませんが、建築というものがはっきりと環境負荷から評価されるようになってきていることは確かだと思います。
別の記事では、英国では近い将来、環境負荷の大きい建物は税金や保険料が高く設定されるべきだという提案も出てきているようです。
これまで、勘や経験にたよって、日当りよく、風通しがよい建築をつくってきた自分達の建築設計の方法をもっと精度の高いものに発展させていかなければならないのかもしれません。

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黄金色 
Monday, 29, September, 2008, 11:18 - THOUGHT
夜明け前から出かけて、田園風景の中にある住宅の竣工写真を撮影しました。
収穫直前の早朝の水田はまさに黄金色に輝いています。
思えば、この建物の工事を始めたのは棚田に残る雪がやっと溶けた4月で、工事の進行と稲が育っていく様子を重ね合わせながら見てきました。
四季のうつりかわりとともに季節感のある豊かな生活が行われることを願っています。



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垂直の庭 
Tuesday, 22, July, 2008, 09:54 - THOUGHT
前から気になっていたPATRICK BLANC の VERTICAL GARDENをやっと見ました。
植物学者でもあるのPATLIC PRANCは全く垂直な壁面を緑化する方法を開発したのです。
実際に触ると、本当に生きた植物です。
建物の中にあるので、完全な人工光と人工灌漑の中で生きていて、緑が最も美しく見えるように照明もコントロールされています。でも、なんだか完璧で美しすぎて、近所の雑草の方がかわいらしく感じられてしまいました。



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田んぼの魅力 
Thursday, 29, May, 2008, 21:54 - THOUGHT
ル・コルビュジェという建築家は「住宅は住むための機械である」という有名な言葉を残しましたが、その言葉を借りれば「水田とは米を生産する機械である」といえます。
のどかな田園風景を見るとつい忘れてしまいがちですが、それらは全て人間が食料を生産するために自然環境を作り変えた一種の道具や機械のようなものです。
にもかかわらず、人工のものとは思えないほど自然と調和しているのは決して見た目だけではない事を今さらながらに知って、少し感動しています。
山の水と養分をポンプや電力などを全く使わずに自然の重力だけでたくさんの水平面に分配していること。
水によって、稲だけでなく、周辺の環境の温度調節をしていること。
稲は米として消費されるだけでなく、他のあらゆる部分が衣食住全てに再利用されている事。
他にも挙げればきりがなく、まだ知らない事もたくさんあるのですが、とにかく全てに無駄がなく循環していて、これ程洗練されたサスティナブルな機械は思い当たらないのです。
人間の生産活動と自然の対立がいろいろな面で問題とされている時代にあって、人間がつくったものでもここまで自然とフレンドリーになれるという事を知って、少し勇気付けられるのです。





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