THE談  五十嵐 淳×木本一之@旧日本銀行広島支店 
Friday, 11, June, 2010, 22:37 - EVENT
建築家の五十嵐淳さんと金属造形家の木本一之さんの講演会に行ってきました。2人の素材に対する思い入れがぶつかり合って、面白い講演会でした。「鉄が大好きで、プラスチックが大嫌い」と断言する木本さんと「FRPやポリカーボネートの質感やそれを透過する光が好き」という五十嵐さんの熱い議論が会場を盛り上げました。私自身は鉄のような重たい素材に惹かれ、その点で木本さんの感覚に共感する一方で、五十嵐さんの投げかける「多くの人が鉄や木や石が錆びたり退色したり古びたりする事に風情を感じるのに樹脂系素材が変色したり硬化したりするプロセスが受け入れられないのはなぜか?」という問いに強く惹きつけられました。「質量の大きい素材ほど高級で愛着を感じているのではないか」とか、「石油からつくられて、形がいとも簡単に変えられるものはダメだ」とかいろいろな分析が語られましたが、要するに2人ともそれぞれの素材がどうしようもなく本気で好きなことがはっきりと分かりました。木本さんにとっては、長年振り下ろしてきたハンマーの数だけ、鉄という素材がかけがえのないものになったのでしょうし、五十嵐さんにとって共に厳しい北海道の気候に立ち向かってきた苦労の分だけ、ポリカが大切なものになったのだろうと、言葉の向こうに2人の素材と向き合ってきた時間を想像しました。「あなたがそのバラのために失った時間の分だけ、そのバラはあなたにとってかけがえのないものになる」というある本の中で見つけた言葉を思い出しました。

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伊勢旅行ぁ.哀襯 
Tuesday, 01, June, 2010, 11:46 - EAT
今回の伊勢旅行は美味しいもの食べ放題のグルメツアーでした。


志摩観光ホテルのレストランラ・メール クラッシックの伊勢海老のスープ。
忘れられない濃厚な味です。美しい入江の景観、村野藤吾さんのインテリア藤田嗣治の絵、美しいものに囲まれて美味しいものをいただいて、贅沢な時間をすごしました。


伊勢神宮近くのおかげ横丁 で伊勢うどん
讃岐うどんに馴染んでいる人にとっては、このまったりとした味と食感は賛否両論あると思います。他の食べ物からも感じるこの濃厚で甘辛い味付けは、この地方の人の好みの味なのかもしれませんね。


五十鈴川に面した赤福本店の縁側で一服


伊勢の名店フレンチグリル片山でディナー。伊勢といえばやはり伊勢海老を食べなければ。今回の旅行全体でのメインディッシュでした。大きさ、見た目、ぷりぷりの食感、そしてもちろん味も最高です。


同じくグリル片山のアワビのステーキ。


名古屋のひつまぶし。期待通りやはり美味しいです。1つの料理でいろいろな食べ方が出来るアイデアが名古屋っぽくていい。

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伊勢旅行 伊勢神宮 
Thursday, 27, May, 2010, 16:42 - TRAVEL
初めてのお伊勢参りです。神聖で清らかな森の空気をたっぷりいただきました。通常の建物は文明の進化や社会の要請や機能の変化によって、常に新しく更新されていくものですが、伊勢神宮では、物質としての建物は20年ごとに全く新しいものに建て替えられるにも関わらず、最も伝統を重んじる神社という性質から、その形態や造られ方や素材は変化する事を許されませんでした。原始的な建築の様式をそのまま今に伝えています。それぞれの建物を構成している部材の一つ一つが、誰が見ても、何の役割を果たしているのか、どののような力がかかっているのか直感的に分かります。必要なものだけが、剥き出しにそこにある、清々しさと瑞々しさを感じます。現代建築においてこのような純粋さを追求する事はとても困難ですが、向かうべき一つの理想として心に留めて置きたいと思います。









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伊勢旅行◆〇嵋犂儻ホテル 
Thursday, 27, May, 2010, 16:31 - TRAVEL
伊勢旅行△村野藤吾さん設計の志摩観光ホテルです。海辺に立つコンクリート造のホテルという大きな構造体が、繊細に分割され、起伏にとんだ海辺の地形になじんでいます。









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伊勢旅行 ヽい稜酳館 
Thursday, 27, May, 2010, 16:23 - TRAVEL
伊勢旅行,内藤廣さん設計の海の博物館です。剥き出しの構造体の力強さと同時に、木材の折り重なる繊細さを感じます。以前に訪れた内藤さんの設計のグラントワでも、現物を見るまでの写真の印象は豪快で力強いイメージだったのですが、実際に建物に触れてみると、繊細で細やかな感覚にあふれていました。地形は高低差のいくつもある複雑な形状なのですが、それらがシンプルな切妻型の大空間の中に立体的な空間のつながりとして表れていて、地形の複雑さと建物のシンプルさの対比が空間体験として感じられます。





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