瑞龍寺 
Thursday, 01, March, 2012, 16:28 - TRAVEL
富山の国宝、瑞龍寺。伽藍が完全に保持されていて、個々の建物だけでなく、全体のランドスケープとして完成されている。わざと雪が多い日に訪れた事が幸いして、真っ白な雪の中に黒いシルエットだけが立ち上がる素晴らしい空間体験ができた。前田家の菩提寺ということもあるだろうが、砺波平野という広い田園地帯の中にあることが、このような堂々とした構えと、伸びやかなランドスケープを可能にしていると思う。この周辺環境と建築との関係は、以前にこの以前にこのブログでも書いた散居村のそれと共通したものを感じる。厳しく長い冬を多くの人が集まって、肩を寄せ合って凌ぐのではなく、一つ一つの家族が風景の中に独立して立つ姿から、この地域の人々の生き方そのものを感じさせる。



[ コメントを書く ]   |  [ 0 トラックバック ]   |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 2291 )
高知県知事公邸 
Monday, 19, December, 2011, 22:59
村野藤吾 設計の住宅で内部の見学ができるのは、ここだけではないでしょうか。(純粋な専用住宅ではないけれど) この建物は内観と外観のギャップがすごい。外から見ると村野さんお得意のゆるい勾配の軽やかな屋根が低く連なる和風の建築ですが、内部空間は天井高も広さも大きく、絨毯の上にソファが置かれた洋風インテリアになっている。よく見ると床下スペースが省略されて地面と床がとても近く、また、通常の和風建築にある欄間や長押が無いことなどから、天井と屋根がすごく近い、結果として上と下が小さく真ん中がスーッと長い不思議なプロポーションになっている。鉄骨の柱を木で包むという構造的解決も、このような特異で繊細なプロポーションを成り立たせるためだろう。難しい条件を様々な手法で解決しているのに、最終的な造形や空間は村野さんの世界観になっているところはさすが。





[ コメントを書く ]   |  [ 0 トラックバック ]   |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1786 )
竣工写真撮影 
Monday, 19, December, 2011, 22:56 - ARCHITECTURE
建物は完成するとすぐ建主さんにお引渡ししてしまうので、自分が設計した建物の完成した空間でじっくり時間をすごす機会が以外と少ないのが現実です。そんな中で竣工写真を撮る日は、朝早くから夕暮れまで一日中完成した建物の中で過ごし、家具を置いてみたり、室内に導かれる光を観察したり、掃除をしたりと、空間を体感できる貴重な機会となります。



[ コメントを書く ]   |  [ 0 トラックバック ]   |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1800 )
この夏どう変わったのか 
Monday, 19, December, 2011, 22:54 - BOOK
新建築2011年10月号 の「アンケート この夏どう変わったのか/震災は建築の何を変えたのか」という87組の建築家のアンケートの中で、私のコメントも掲載していただいています。他の方のコメントを読むと、3.11以降の6ヶ月間の変化やこれから起こる変化をこの次点で明確に語れる人は少ないように思われます。私もそのような一人で、むしろ、3.11以前からのそれぞれの建築に向う姿勢を確認したり、自省したりするコメントが多いように感じられます。



[ コメントを書く ]   |  [ 0 トラックバック ]   |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1748 )
草津の歴史・まちなみ散策 
Monday, 19, December, 2011, 22:51 - EVENT
アーキウォーク広島主催のopen architecture イベント。すぐ近所なので、家族みんなで散歩がてらに行ってきた。今までつまらないどこにでもある地方都市の郊外だと思っていた自分の生まれ育った町が、この歳になっていろいろな面で丁度良く心地よいと思うようになってきた。人口密度、都心からの距離、気候の良さ、徒歩圏内の美味しいレストランやカフェなど。今回のツアーに参加して、そんなものこの街にはありはしないと思っていた歴史、伝統、街並みといったものが、以外に身近に残っていることに驚くとともに、自分がそれをつくる側にいることの責任も感じた。



[ コメントを書く ]   |  [ 0 トラックバック ]   |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1638 )

戻る 進む