I'm home 2010年9月号 
Wednesday, 21, July, 2010, 11:24 - BOOK
I'm home 2010年9月号STONE TERRACEが掲載されています。竣工後約1年経過してからの撮影でしたので、新築の時の写真とはかなり違うイメージになっています。外壁の石には苔が付いて、周囲の緑も青々としてたくましくなっていました。風景と建物の境界はだんだん分からなくなってきています。
ところで、誌面ではスペインのリゾートアイランドに建つ高級SECOND HOUSEとLUXURY HOTELに挟まれて、この日本の若い農家のご家族の家が掲載されているのは不思議な感じです。何が本当に美しく価値があるものなのか改めて考えさせられます。素晴らしいものは、遠くの憧れの世界にあるのではなく、きっと身近な日常にあるのだと感じさせてくれます。



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現代日本の建築家 JIA優秀建築選2009 
Friday, 11, June, 2010, 23:30 - BOOK
JIA日本建築家協会現代日本の建築家/優秀建築選2009STONE TERRACEが掲載されています。是非ご覧下さい。



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壁 ゴッドバーガー 
Friday, 11, June, 2010, 23:21 - ARCHITECTURE
ようやくゴッドバーガーの壁が立ち上がりました。壁が作り出す曲線、空間、形状は何度も模型やCGで確認していたのですが、やはり、実際に重みを持った素材によって立ち上がってくると、その光の質に改めて驚かされます。模型では厚紙を立体的に組み上げてブロックの形状をつくりその光を見ていたわけですが、コンクリートブロックという中身が詰まった重量のある素材で光が切り取られる事によって、その光の断片と影のコントラストはよりはっきりしたものになります。しかしまだその光も工事用の白いシートによって拡散された光を切り取っているに過ぎません。この壁によって切り取られた実際の太陽の断片に早く触れてみたいものです。また、まだこの壁を外から見ていないので、古くからあるこの商店街の入口 にどのような街区のコーナーをつくりだすか、人々にどのように受け入れられるか心配であり、楽しみです。



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40年後のリノベーション 
Friday, 11, June, 2010, 22:59 - ARCHITECTURE
40年以上前に建てられた鉄筋コンクリート造のマンションの改装。約6mグリッド上に柱が立てられ、ほぼ南向き窓、北側片廊下という、一般に言われるこの時代の標準的なマンション。あるいは、最も退屈なデザインの建物で、設計者の何らかの特別な思い入れを全く感じない、建築というより構造物だと言えます。しかし、改装してみると、単純な日当りの良さと天井の高さが、デザインやかっこよさや新しさを超えた何かしらのリラックス感を与えてくれます。オリジナルのこの朴訥としたマナーに習って、日当りの良さ、天井の高さを生かして、空間を極力分割せず、柔らかく肉厚のスギ板、既存の不陸をそのまま現して白く塗装した壁や天井、キャンパス地、など最低限の素材で改修しました。

この建物のように、自分が今つくる新しい住宅や店舗もやがて改修される事があるかもしれません。内装材やデザインがいつか取り去られる事があっても、その後に残る空間の伸びやかさや広がりが、時代を超えて共感されるよう望みます。



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THE談  五十嵐 淳×木本一之@旧日本銀行広島支店 
Friday, 11, June, 2010, 22:37 - EVENT
建築家の五十嵐淳さんと金属造形家の木本一之さんの講演会に行ってきました。2人の素材に対する思い入れがぶつかり合って、面白い講演会でした。「鉄が大好きで、プラスチックが大嫌い」と断言する木本さんと「FRPやポリカーボネートの質感やそれを透過する光が好き」という五十嵐さんの熱い議論が会場を盛り上げました。私自身は鉄のような重たい素材に惹かれ、その点で木本さんの感覚に共感する一方で、五十嵐さんの投げかける「多くの人が鉄や木や石が錆びたり退色したり古びたりする事に風情を感じるのに樹脂系素材が変色したり硬化したりするプロセスが受け入れられないのはなぜか?」という問いに強く惹きつけられました。「質量の大きい素材ほど高級で愛着を感じているのではないか」とか、「石油からつくられて、形がいとも簡単に変えられるものはダメだ」とかいろいろな分析が語られましたが、要するに2人ともそれぞれの素材がどうしようもなく本気で好きなことがはっきりと分かりました。木本さんにとっては、長年振り下ろしてきたハンマーの数だけ、鉄という素材がかけがえのないものになったのでしょうし、五十嵐さんにとって共に厳しい北海道の気候に立ち向かってきた苦労の分だけ、ポリカが大切なものになったのだろうと、言葉の向こうに2人の素材と向き合ってきた時間を想像しました。「あなたがそのバラのために失った時間の分だけ、そのバラはあなたにとってかけがえのないものになる」というある本の中で見つけた言葉を思い出しました。

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