天一美術館 
Monday, 19, December, 2011, 22:45 - ARCHITECTURE
吉村順三の最晩年の設計による天一美術館。作品の量と空間の量のバランスが良い。つまり、作品を展示していないスペースが大きくゆったりしていて贅沢な美術館です。大きな美術館でたくさんの美術作品を見る事が好きではないので、この美術館のように、豊かな自然が感じられる心地の良い空間で、美味しいお茶ができて、そのおまけに1つか2つ心に響く美術作品に出会えれば、それで十分だと思う。



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生方記念文庫プロポ 
Tuesday, 18, October, 2011, 23:10 - ARCHITECTURE
生方記念文庫プロポーザル最終プレゼンの7者まで残りました。プレゼンなんとかやりぬきましたが、結果は残念でした。プレゼンの順番が最後だったので、他の6者の提案や審査員とのやり取りが聞けなかったのが残念です。地方都市ににぎわいをつくり出す建築や広場のあり方、区画整理を行うプロセスの中で街並や景観をどのように整えていくのか?都市の更新と歴史や伝統の保存や継承。実際に設計する建物の規模と求められるテーマの壮大さのギャップにずっと苦悩しながら、設計やプレゼンテーションを考えてきました。評価はどうあれ自分の案はベストだと思っていますが、街の人に自信をもって「賑わいます」などと言えないとも思いました。そもそも、そんなことが建築に可能なのかという疑問のほうが大きいです。他の153案の設計者がどのように考えたのか、街の人がどのように考え、審査員や行政がどのように判断したのか、機会があればじっくりと聞いてみたいと思いました。



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INAXデザインコンテスト金賞 
Tuesday, 28, December, 2010, 21:39 - ARCHITECTURE
INAXデザインコンテスト金賞Stone Terraceが受賞いたしました。全国から592点もの応募があったと聞きました。その中で最も高い評価をいただけたことは、とても嬉しく、これまで以上にいい建築をつくらなければと、身が引き締まる思いです。長い年月をかけてこの風景を美しく耕し続けてこられた地域の方や、建物を大切に使って下さっている建て主様ご家族にこの場を借りてお礼申し上げます。



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基町高層アパート 
Saturday, 11, December, 2010, 16:19 - ARCHITECTURE
アーキウォーク広島の企画でいくつかの建物を見学することができたのですが、その中でも特に素晴らしかったのは基町高層アパートでした。それまでは、歴史的に重要な集合住宅であることは知っていましたし、いくつかの知識はあったものの、実際には外観を見上げるだけでした。この度、初めてピロティ 空間と人工地盤と屋上庭園を見させていただきました。特に屋上庭園は、雁行する建物配置と起伏のある立体的な構成によって、地面から見上げるこの建物の外観とは全く異なるドラマチックな空間になっています。それらの地形(=屋上庭園)と実際の俯瞰した広島の風景が一体となって、私にとって見慣れた広島の街がまったく異なる美しい印象の都市として感じられました。

この集合住宅のル・コルビュジエユニテ・ダビタシオンからの影響は、当日の高田真さんの解説の通りだと思いますが、それ以上に、近代建築運動というもののスピリットがこの極東の地方都市に建つ建築にも連綿と受け継がれているように感じられました。近代建築運動とはそもそも、それまでの一部のお金持ちや権力者のために豪華に飾り立てられていた様式建築から脱却して、多くの一般の人の生活を豊かにする、シンプルで機能的な建築を提供しようというものだったと思います。例えば、ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオンのコンセプト・ドローイングに見られるように、多くの戸建ての住宅が地面を覆いつくすのではなく、コンパクトな住戸を立体的に積み上げることによって、すべての住戸に光と風と眺望を分け与えるだけでなく、広々としたオープンすペースとしての地面と、光あふれる開放的な屋上庭園を多くの人に開放するという考え方がなされており、それらの建築的なアイデアの元には、多くの人に分け与え、共有するという考え方があると思います。その考え方は、現在多く見られる高層建築のように、都市の小さな土地を積層し、一部の人によって独占することによって、付加価値や経済価値を増すという考え方とは、大きく異なるように思われます。ヨーロッパで生まれた建築思想が、世界中に広まり、原爆の被害と戦後の貧しさの中にあった広島という町に生かされたという事実に、当時の建築家達の思想の普遍性と強さを改めて感じました。

現在、世界中の実際の空間やバーチャルな世界で次々と新しい建築が生み出され、それらはル・コルビュジエの時代とは比べ物にならない程のスピードで世界中に広がっています。しかし、それらの建築がどれほどの普遍性と強度をもって、時代や地域を越えて受け継がれ続けていくだろうかと、考えさせられます。まだまだ、建築には重要な役割があるのだと、改めて考えさせられ、背筋が伸びるような気がしました。



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壁 ゴッドバーガー 
Friday, 11, June, 2010, 23:21 - ARCHITECTURE
ようやくゴッドバーガーの壁が立ち上がりました。壁が作り出す曲線、空間、形状は何度も模型やCGで確認していたのですが、やはり、実際に重みを持った素材によって立ち上がってくると、その光の質に改めて驚かされます。模型では厚紙を立体的に組み上げてブロックの形状をつくりその光を見ていたわけですが、コンクリートブロックという中身が詰まった重量のある素材で光が切り取られる事によって、その光の断片と影のコントラストはよりはっきりしたものになります。しかしまだその光も工事用の白いシートによって拡散された光を切り取っているに過ぎません。この壁によって切り取られた実際の太陽の断片に早く触れてみたいものです。また、まだこの壁を外から見ていないので、古くからあるこの商店街の入口 にどのような街区のコーナーをつくりだすか、人々にどのように受け入れられるか心配であり、楽しみです。



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